第6回 ポリフェノールが津軽美人をつくる
新年、明けましておめでとうございます。
皆様はどんなお正月を過ごされましたか?一年の計は元旦にあり。ということで、新年に新しい目標を立てる人も多いと思いますが、何はともあれ今年も健康で楽しい一年でありますように。
さて、2014年最初のコラムは「ポリフェノール」がテーマです。日本で美人の産地といえば東北地方は誰もが認める地域ですよね。青森県の女性たちも、その肌の白さやきめ細かさに代表されるような「素肌美人」が大きな魅力となっています。
冬になると曇天続きで気分も滅入りがちですが、恨めしいお天気さえも素肌美人をつくるためには大事な要素のひとつです。年間の日照時間が少ないことが「素肌美人」につながっているのでしょう。
ポリフェノールとひとくちに言っても、その種類はざっと4,000種類ほどあります。有名なものではブルーベリーなどに含まれるアントシアニン、お蕎麦に含まれるルチンなどがありますが、その中でもワインが有名です。
ポリフェノールとは、植物が光合成を行うときに出る苦味や色素のことで、樹皮や果皮・葉などに含まれています。ポリフェノールがこんなにもてはやされている理由は、その「抗酸化作用」の働きにあります。
活性酸素は身体の細胞内にあるDNAを損傷させますが、私たちの身体は一日に細胞あたり約10億個の活性酸素を発生させるといわれています。抗酸化機能を強化することはとても大切で、何より細胞の老化を阻止するということは、シミ・シワ・たるみからお肌を守ることでもあり、積極的にポリフェノールの摂取を心がけたいものです。
いちごやラズベリー、りんごやナッツ類に含まれる「エラグ酸」と呼ばれるポリフェノールには、メラニン色素の発生を抑制する効果もあります。ただし、ポリフェノールの効果は体内に蓄積することができません。こまめに摂取するとなると、やはり手軽に食べられるりんごが一番。もちろん、皮付きのまま召し上がって下さいね。
昨今は炭水化物の摂りすぎはダイエットの大敵とされていますが、炭水化物が不足する状態が続くと基礎体力に影響が出ます。肝臓の解毒作用にも影響するようになると、肌荒れを引き起こすことに…。
脳のエネルギー源にもブドウ糖は大切な栄養源です。りんごの糖分は果糖とブドウ糖が主ですから、美肌づくりはもちろんのこと脳をフル回転させるのにも効果が期待できそうです。
午年の今年はどんな年になるのでしょうか?良いことも悪いことも色々あるとは思いますが「人間万事塞翁が馬」と思えるような年であることを祈念したいものです。かくいう私はコラム開始時のダイエット宣言も、タニタの体組成計を購入したところで止まったまま。カタチから入る生き方は、今年も改められそうにありません…。
(2014/1/6)