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映画ライター・月永理絵の
「りんごと映画、時々恋」

食べ物としてだけではなく、たくさんの側面を持つ果実。物語の中に出てくるそれは、脇役でありながら観る人に強烈な印象を与える。スクリーンの中でもその存在感は変わらず、観る人を惹きつけるーーー。ここでは、映画ライターの月永理絵さんに、数ある映画の中からスポットを当てていただきます。是非、映画と共に観賞してみてください。

Vol.25 悪い男たちは本当にりんごを齧るのか?

『アネット』

「MEL Magazine」というウェブマガジンでおもしろい記事を見つけた。タイトルは、「Why Are Movie Bad Guys Always Chomping on Apples?(なぜ映画の中の悪い男たちはいつもりんごを齧っているのか?)」。…

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Vol.24 偽物のりんごと本物の見分け方は?

さすらいの女神たち

カフェや雑貨屋の店頭に置かれた色とりどりのフルーツ。ぴかぴかに光っていていかにも美味しそうに見えるけれど、鼻を近づけるときっと何の匂いもしないはず。それらはたいてい、客の目を楽しませ、インテリアに華を添えるために用意されたプラスチック製の偽物(フェイク)のフルーツだから。…

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Vol.23 青年はりんごを齧り、すべてを知る

『東京公園』

この映画にりんごが登場していたことを、約10年ぶりに見直して初めて気がついた。食べるシーンが多い映画なのはよく知っていた。肉まん、ケーキ、おでん、豆大福、そして赤ワインに焼酎。ここに登場する人々は、誰もがみなよく食べ、よく飲み、よく喋る。…

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Vol.22 りんごと蛇によって導かれる、最高のロマンティックコメディ

『レディ・イヴ』

りんごと聞くと、多くの人が「禁断の果実」のイメージを思い浮かべるはず。手を出してはいけないのに、どうしても手を出さずにいられない。艶かしく誘ってくる真っ赤に輝く丸い果実。起源は、有名なアダムとイヴの物語。二人が暮らすエデンの園には唯一絶対の掟があった。「何を食べてもいいが、この果実だけは食べてはいけない」。禁じられたのは、真っ赤なりんご。だがある日、邪悪な蛇にそそのかされ、二人はついにりんごを口にしてしまう。…

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Vol.21 りんごを食べる男の、喪失と再生の物語

『林檎とポラロイド』

この連載を始めてから、りんごが登場する映画を日々探している。劇中に登場することはあっても、タイトルにそのままりんごが出てくる映画は、そうたくさんはない。だから以前ここで紹介した 『アダムズ・アップル』を見つけたときは、思わず「やった!」と心のなかで呟いた。…

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プロフィール

月永理絵

エディター&ライター。『映画酒場』『映画横丁』などの雑誌や、書籍の編集をしながら、ライターとしても活躍している。大学卒業後に小さな出版社で働く傍ら、映画好きが高じて映画評の執筆やパンフの編集などをするように。やがて会社を退職し、現在はフリーランスで活動中。青森市出身で、現在は東京都在住。

映画酒場編集室  http://eigasakaba.net/

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