高地のりんご栽培を聞いてみた

青森県は言わずと知れたりんご生産量日本一。特に津軽地方はりんご栽培が盛んで、郊外まで行かなくともりんご畑を目にすることができます。 そんなりんご王国ですが、一口にりんご栽培と言っても、畑の地形や気候、品種によってかける手間ひまは生産者によって変わってきます。

今回りんご大学では、弘前市のお隣 大鰐町の高地(駒ノ台地区 標高約300m)でりんごを栽培している生産者さんを訪ね、高地ならではのりんご栽培や苦労などをお聞きしました。

第一回
りんご畑、ドカ雪に覆われる

りんごを作ってて、高地ならではの苦労とかありますか。

まず今年は大鰐と碇ヶ関と、雪の集中攻撃。雪が1m70cmくらい降ったんだ。街は雨でもこっちくればドカ雪なのよ。一晩で40~50cmくらい降っちゃって。

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第二回
りんご、実がしまる

平地より気温が低いとやっぱりりんごの成長は遅れますか。

んだな。夏でも朝晩は涼しいし、収穫までの気温が平地より低くなるから・・・りんごも全体的に小ぶりになるな。

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第三回
りんご畑の土づくり

高地のりんご栽培の特徴や普段気をつけていることなどありますか?

まんず、土をしっかり作る。りんごが成長しやすく、病害に負けないような強い土作りが基本だな。人間で言えば風邪に負けないような強い体質作りのようなことだべな。

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最終回
大鰐高原りんご

高地(駒ノ台)にはやっぱり大紅栄が向いてますか?品種によって高地向き、平地向きがあるようですが、大紅栄の他にも高地に向いている品種はありますか?

んだな。色が付きにくい品種だけど「シナノスイート」なんかは平地より高地の方が寒暖差のおかげで色があがる。大紅栄もいいけど、高地のシナノスイートは味もいいしおすすめだ!

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