第1回 本当の美しさって…
皆さん、こんにちは!
シニア野菜ソムリエの柳澤泉と申します。
ン十年前に生まれ育った東京を離れ、今は旬の野菜や果物に囲まれた青森ライフを満喫中です。今月から「りんご大学」で、「りんごと美容」に関するコラムを担当させて戴くことになりました。どうぞ宜しくお願いします。
さて、女性にとって永遠の課題である「美しさ」。そもそも「美しさ」の定義とはどういうことなのでしょうか。
通常「美しさ」といえば外見的なことに集約されることが多く、まずは視覚から「美しさ」を判断してしまうのは仕方のないことですね。多少の好みの差はありますが、顔の造りは遺伝子に拠るところが大きく、お年頃になればひとり鏡の前で悶々とする日々を送るわけです。そしてこの悶々は死ぬまで続くことになるのですが、その間少しでも「美しさ」を手に入れるために私たち女性は、あれやこれやと孤軍奮闘することになります。「特別なことは何もしてないわ~」と言いながら、腸のお掃除やスキンケア、ダイエットやエイジングケアなどに勤しむことに…。
しかし、悲しいことに無条件で美しいのは若い時のほんの一瞬だけ。それ以外の何十年という年月を「美しさ」を補うために費やしているのが現実です。もちろん、年月(時間)だけでなく、お金もそれなりに費やしています。もったいないと思いませんか?
本当の美しさとは、歳を重ねても変わらないものだと思います。それは仕事のやり方だったり、人との付き合い方だったり、自分の役割を認識することだったりと多岐に渡りますが、いずれにしても健康で正しい生き方をすることによって生み出されるものです。「美しさ」の基本とは、特別なことをするのではなく、日々の生活の中にあると言って良いのかもしれません。
正しいお箸の使い方が美しい食のシーンを生むように…毎日の食事にも、きっと美しさを生み出すヒントがたくさんあるはずです。そのズバ抜けた栄養価が今や健康果物として不動の地位を得た「りんご」。誰もが認める「りんご」の効能は、現代のように栄養学的な見地からさまざまなデータで立証される以前から、経験的に知られてきたことでもあります。無駄なお金をかけるより、身近な果物である「りんご」を最大活用して、お手軽に楽しく「美しさ」を手に入れる方法をこのコラムを通じて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
私も自分の身体と向き合いながら、個人的には触れられたくない「ダイエット」についても切り込んでいきたいと思っています。半年後に果たして私自身がどこまで「ダイエット」に成功できているか。皆さんも楽しみにしていて下さいね。さてと、りんご買ってこなくっちゃ!
(2013/8/3)