今回、試食してもらうりんごは「王林」と「サンふじ」です。
まずは「王林」から食べて頂きましょう。りんごの皮にも栄養がありますので皮も一緒に食べて下さいね。
一 同 いただきま~す!
菊谷さん 美味しい。冷たくて美味しい!
工藤さん うん、甘い!
山屋さん 酸っぱいのかと思ったけど甘い。
工藤さん 黄色いりんごは初めて食べました。
今まで一度も?
工藤さん
菊谷さん 家族の人も買わないの?
工藤さん 買わないです。母が知り合いのところへお手伝いに行って赤いりんごはもらってくるんですけどね。
工藤さん 名前は知ってたけど、これもみずみずしくて美味しいです。
角野さん やっぱり黄色いりんごってアピールしないと売れないんですか?
赤いりんごのほうが美味しそうと言う方が多いです。「シナノゴールド」や「トキ」など県でPRしていて口コミでも広まったりと人気が出てきているようです。みなさんは黄色いりんごにどんなイメージを持っていますか?
角野さん
菊谷さん やっぱり赤いほうが「りんご」という感じ。
角野さん お店に並んでいたら赤いりんごを選ぶ。
山屋さん 黄色りんご全般は夏に収穫され、時期的にもう売ってないと思ってました。
角野さん 売ってるよ。その時の気分で買う。
味は実際食べてみてどうですか?
角野さん 思っていたより甘いですねー。
王林は甘みが強く食感と独特の香りも特徴的ですね。
福沢さん
福沢さん ほんとだ。この2つは全然違う香り。
王林は見た目は劣るけど表面にできる茶色いポツポツが(果点)はっきりしているものほど美味しいんですよ。
- ツルが太くてしっかりしている
- ずっしりと重い
- おしりの部分が赤い、黄色く透き通っている
- 皮がツルツルしているものよりザラザラ、デコボコしている
~選んだりんごに目が釘付けになり、たっぷり入った蜜が見えた瞬間!みなさん大喜び~
山屋さん なるほど、選ぶコツが分かりました。
さっそく食べてみましょう!
山屋さん
菊谷さん 甘ーい。味が濃厚で凝縮されてる。
工藤さん 食べ慣れた味。水分もたっぷり!
福沢さん 見て!芯まで蜜が!真っ黄色!
りんごの蜜は「ソルビトール」という成分で葉から果実に運ばれ、十分甘くなった時に変換されず溜ま ったものが蜜となります。蜜そのものが甘いわけではなく樹の上で十分実が熟しているということで完熟した目印なのです。
山屋さん サンふじって何でサンってつくの?
袋をかけずに育てられたりんごの名称の前に「サン」をつけて呼んでいます。太陽の光をたっぷりと浴びて甘味が強くなり、反対に「ふじ」は色付きを良くするために袋をかけて栽培します。サンふじは、袋で守られてない分キズがつきやすいなどのデメリットも。見た目の良さよりも美味しさを重視して栽培されています。
工藤さん 自分で食べるなら見た目なんて気にしないよね。やっぱり美味しいりんごを食べたいし。
菊屋さん
毎日りんごを食べますか?
菊谷さん 朝食代わりにりんごを食べることがあります。
ヨーロッパのことわざに「朝のくだものは金、昼は銀、夜は銅」というのがあります。果物の果糖は、独自の酵素によって消化されてすぐにエネルギー源が腸壁から吸収されるそう。朝起きたときにボーっとする人にもおすすめ。朝食を抜くよりずっといいですよね。品種によって味や食感など個性がありますので、早生種から晩生種まで今後もぜひ旬のりんごの食べ比べをして違いを楽しんでみて下さい。
本日はお忙しい中ありがとうございました。
2013/12/24