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りんごと霜(しも)

霜とは、物体(植物の葉、地面、建物の窓など)の表面が冷やされることで、空気中の水蒸気が固体化し、氷の結晶となって付着したものです。

りんごの芽は、芽がふくらみ発芽し葉が開く頃になると、寒さに対する抵抗力が弱くなります。霜によって、めしべは凍って死んでしまうため、花粉が運ばれてきても結実されません。また、葉はしなびて縮んだり、黄色くなったりします。すると、りんごの栄養を作る働きが悪くなってしまい、実が小さくなったり品質が悪くなったりします。

りんごの霜害は4~5月の春に発生します。霜は通常11月くらいから発生しやすくなりますが、遅れてやってきた霜という意味で、遅霜(おそじも)、晩霜(ばんそう)といわれます。

また、実になってから霜害にかかることもあります。「サビ」といって、果面に写真のようなザラザラした模様が発生し、見た目が悪くなります。