蜜入りりんご
りんごを2つに切ると、芯の周辺が黄色く透き通った状態になっていることがあります。
それは、ハチミツのような色合いから“ 蜜 (みつ)”と呼ばれているのです。
◯蜜の正体は?
◯なぜ「蜜入りりんごは甘い」と感じるのでしょうか?
◯蜜入りりんごの見分け方
◯蜜が入りやすい品種
◯蜜ができる過程
光合成によって葉っぱで作られ、果実に運ばれた「ソルビトール」は、 果糖やショ糖、ブドウ糖などの糖に変換されて、果実の細胞に蓄えられます。
ところが完熟期になると、すでに細胞内が糖でいっぱいになっているため、ソルビトールたちは細胞の中に入れず困ってしまうのですが、ソルビトールは細胞と細胞のすきまにたまるようになり、水分を引き寄せます。
これが、“蜜”になるのです。
蜜は「このりんごには糖が余って蜜になるくらい甘さ満ち満ちですよ」という目印なのです。
◯蜜の量は貯蔵中には少しずつ減少する
◯葉取らずりんご
最近よく聞く「葉とらずりんご」。
葉っぱが多いので、作られる「ソルビトール」も多く、甘くておいしいりんごができるという栽培方法のひとつです。
さらに袋をかけないで作る「無袋栽培」を一緒に行うことで、もっと甘くなるそうです。