りんごの花・果実
◯りんごの花と果実
◯花から果実への変化
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花そう(かそう):
りんごの花は、芽から5~6つが放射状にまとまって咲きます。これを『花そう』といいます。
中心花(ちゅうしんか)と側花(そっか):
花そうで、最初に咲く中心部の花を『中心花』、少し遅れて咲く周りの花を『側花』といいます。中心花は成長が早く、栄養的にも充実しています。そのため花摘みと摘果の際には中心花と中心花が成長した中心果が基本的に残されます。
おしべとめしべ:
りんごは『他家結実』といって、自分の花粉では受粉せず、他品種の花粉で受粉・結実する性質を持っています。そのため、人の手やマメコバチによる受粉作業が行われます。
花托(かたく):
果肉の部分は、花托と呼ばれる部分が発達したものです。りんごを含め、ウメ・モモ・ビワ・イチゴなどのバラ科植物の一部には、花托が変化して食用部分となる性質があります。