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りんごまるごと保存で、いつでも美味しいりんごを食べよう♪
今回、りんごをまるまる1個の保存方法を色々と試してみました。
以前、カットりんごの状態などを検証しましたが、
気軽に食べやすい半面、長期の保存に向いておりませんでした。
⇒ カット保存してスナック感覚で手軽に食べよう(リンク先を表示します)
そこで、新聞紙やジップロックなどを使用し、どの保存状態のものがよりフレッシュな状態で食べられるのかご紹介いたします。
保存方法
下記の5種類で包装しました。
左から順に、(1)「裸」、(2)「新聞紙」、(3)「ラップ」、(4)「ジップロック」、(5)「ポリ袋」となります。
※写真や図はいずれもクリックにて別枠表示いたします。
上記の5種類のりんごを常温(廊下)と冷蔵庫に入れ検証をはじめます。
また、冷蔵庫(野菜室)はほぼ一定の温度(約3~8℃)に保たれているものの、常温(廊下)の温度は外気温にて変動することを考慮し温度も調査致しました。
それぞれ包装したものを常温・冷蔵で保存し、1ヶ月目・2ヶ月目に検証(硬さ・色・味)を行います。
それでは、保存を始めてから1ヶ月目のりんごを見ていきます。
[常温]・・・平均10℃(青森県弘前市)
各包装についての感想は、それぞれの写真をクリックしてご覧ください。
1ヶ月目の常温保存は全体的に硬く、色は普通です。食感はもさもさしている印象が強く味も薄くなっています。
[冷蔵(野菜室)]・・・約3~8℃
各包装についての感想は、それぞれの写真をクリックしてご覧ください。
1ヶ月目の冷蔵(野菜室)保存は全体的に硬く、色は良いです。食感もシャキシャキしており美味しく食べることができました。
また、若干カビの生えているりんごもありましたが、水道水でよく洗えば問題ありません。
包装しているものに水滴がつくこともありますので、水滴に気づきしだい拭けばカビの発生を抑えられますよ。
以上より、1ヶ月目では常温・冷蔵ともに果実が硬めですが、よりフレッシュさを求めるなら冷蔵庫に入れるのがおススメです。
続きまして、2ヶ月目のりんごを見ていきます。
[常温]・・・平均12℃(青森県弘前市)
各包装についての感想は、それぞれの写真をクリックしてご覧ください。
2ヶ月目の常温保存は全体的に柔らかく、色は普通です。食感は1ヶ月目よりさらにモサモサしており、甘味や酸味をほとんど感じられない状態です。
[冷蔵(野菜室)]・・・約3~8℃
各包装についての感想は、それぞれの写真をクリックしてご覧ください。
2ヶ月目の冷蔵(野菜室)保存は全体的にまだ硬く、色は普通です。食感は味が薄くなっているがそれなりに美味しく食べることができました。
以上より、2ヶ月目は常温保存は美味しく感じられなく、冷蔵庫に入れた方がよりフレッシュな状態で食べることができると感じました。
まとめ
以上の検証より、まるごとりんごを保存する場合は、「新聞紙」または「ポリ袋」に入れ冷蔵庫で保存する方法がおススメです。
こちらの保存方法であれば、果実にシャキシャキした食感が残りやすいと感じ、2ヶ月ほど経過しても美味しいりんごを味わえました。
さらに、切り方2(リンク先を表示します)でりんごをカットをすると芯を取る手間が大幅に削減されるので、食べたいと思ったとき早めに口にすることができますよ。
カットしたりんごが余ったらタッパーに入れて数日中に召し上がってくださいね。
⇒ カット保存してスナック感覚で手軽に食べよう(リンク先を表示します)
今年、弘前市は雪が少なかったので気温が例年より高めのように感じていますが、雪が多くて寒い年であれば常温でも冷蔵庫の野菜室(約3~8℃)と同じような温度を保てるかもしれません。
しかし、野菜室は湿度を逃がさない工夫もされており、やはり冷蔵庫に保存することがフレッシュりんごへの近道と言えるのではないでしょうか。
みなさんもりんごを冷蔵庫に保存し、いつでも美味しいりんごを味わってみてくださいね♪
(2016/3/25)