Vol.5 健康診断で怯えないために…
色々な品種のりんごが勢ぞろいする11月は、1年中で最もりんごを楽しめる時期であるとも言えます。野菜や果物を旬の時期に食べることが、身体やお肌にとっても効果的であることは間違いありません。そして11月~12月にかけては・・・仕事が閑散期である我社は、憂鬱な健康診断月間でもあります。検査日の1週間前から禁酒したり、血液をさらさらにするために玉ねぎをせっせと食べたりと、無駄な抵抗をする人が増えてくるのもこの時期。特に近年は、糖尿病に対する不安を多くの人がもっており、血糖値がボーダーラインの人は、投薬やインスリン注射から逃れるために色々な水際作戦を企てています。
糖尿病の原因は様々ですが、やはり長年に渡る食生活習慣は一朝一夕には変えられず、そのことがまた不安を仰ぐ、という負のスパイラルに陥りがち。りんごに含まれる「ペクチン」という食物繊維には、血糖値の急激な上昇を防ぐ働きがあるため、糖尿病の予防には効果的です。にわか禁酒をしたり、玉ねぎばかりを食べるよりは、りんごを食べる方がはるかに継続性があるのではないでしょうか。
美しさの大事な要素には、健康な毛髪も含まれますね。毛髪は発毛細胞の分裂が活発なので、血行を促す働きをもつりんごポリフェノールの働きは期待できます。頭皮の血行を促進させ髪の毛の生成に必要な新鮮な酸素や十分な栄養素を頭皮にしっかりと行き渡らせることが、健康で美しい髪の毛をつくることには欠かせません。
今、このコラムを書いている場所・・・実はジャパンカップ(G1レース)が開催されている東京競馬場です。出走前の馬の状態を見るパドックで、きれいなたてがみを揺らしながら進むサラブレットたち。もちろん、このサラブレットたちも、りんごは大好物。美味しい青森りんごを食べて、その美しいたてがみを風になびかせながら、私のために頑張って欲しい・・・。
(2016/12/6)