野菜ソムリエ直伝 柳澤泉監修 りんごレシピ
ここで紹介するりんごの品種は購入時期によって手に入らない場合があります。
どの品種を使用しても美味しくできますので他の品種で代用してください。
「つがる」は香りはそれほど強くないので、他の材料と合わせたりサラダにするにはぴったりの品種です。 そして何より、栄養分が凝縮された皮の部分まで食べられるので、色々な野菜と組み合わせて食べて欲しいですね。
材料(2人分)
りんご(皮付き) | 1/2個 |
大根 | 3cm |
きゅうり | 5cm |
スプラウト | 少々 |
A マヨネーズ | 大さじ1 |
A レモン果汁 | 大さじ1 |
A はちみつ | 大さじ1/2 |
A 塩・コショウ | 少々 |
作り方
- りんごは皮付きのまま、いちょう切りにして塩水にくぐらせる。
- きゅうりは縦半分にして小口切りし、塩もみをする。
- 大根は皮をむいて、5mmくらいの千切りにし熱湯をくぐらせて冷ましておく。
- 1~3の材料を全部合わせたあと、コールスローの調味料Aを混ぜ和える。最後にスプラウトをのせる。
お肉料理とぴったり合う、りんごソースの作り方をご紹介します。 お肉の中でも特に、豚肉との相性がバツグンなりんご。 いつものお肉料理を少しの工夫で美味しくいただきましょう。
材料(2人分)
<ポークソテー> | |
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豚ロース生姜焼き用 | 4枚 |
強力粉 | 少々 |
塩・こしょう | 少々 |
サラダ油 | 小さじ1 |
<つけ合わせ野菜用> | |
クレソン、ミニトマト、サラダほうれん草、パプリカ | |
<りんごソース調味料> | |
りんごをすりおろしたもの | 大さじ2 |
生姜をすりおろしたもの | 10g |
にんにくをすりおろしたもの | 少々 |
しょうゆ | 大さじ1 |
お酒 | 小さじ1 |
塩 | 少々 |
作り方
- 豚肉は両面に塩・こしょうをし、強力粉をまぶし余分な粉はおとしておく。
- フライパンを熱しでからサラダ油をひき、豚肉の両面を焼き色がつくまで焼く。
- りんごソースの調味料を合わせ、とろみが出るまで混ぜながら加熱する。
- 器に豚肉とつけ合わせの野菜を盛りつけ、りんごソースをかける。
お酒のおつまみに合うレシピのご紹介です。見た目もきれいで簡単に作れるので、急なお客様でも大丈夫。冷蔵庫のなかに少しだけ残っている材料とりんごを和えるだけで、おつまみに変身します。
材料(2人分)
りんご(皮付き) | 1/2個 |
アボカド | 1/2個 |
卵 | 1個 |
ほぐしたカニの身 | 50g |
アンチョビ | 10g |
塩・こしょう | 少々 |
マヨネーズ | 少々 |
作り方
- りんごは皮付きのまま、5mm大のさいの目に切る(軽く塩水にくぐらせておく)。
- 【りんご+アボカド+アンチョビ】 アボカドは縦半分に切り、種と皮を除いて5mm大のさいの目に切りそろえる。アンチョビを細く刻み、りんごとアボカドと一緒に和える。
- 【りんご+カニ+マヨネーズ】 ほぐしたカニの身にさいの目に切ったりんごとマヨネーズを適量加えて和える。
- 【卵+アンチョビ+マヨネーズ】 卵は固ゆでにし、白身と黄身をわけて刻み、アンチョビを少々加えてからマヨネーズ適量と塩・こしょうで味付ける。
りんごの和風スィーツのレシピ紹介です。南部地方でよく食べられる「へっちょこ団子」にりんご煮をかけていただく和風スィーツです。お正月にお汁粉代わりに、作ってみてはいかがでしょう?
材料(2人分)
米粉 | 50g |
白玉粉 | 50g |
ジョミ粉末(あれば) | 10g |
水 | 100cc |
スペアミント | 少々 |
りんご(サンふじ) | 1個 |
レモン汁 | 1/4個分 |
グラニュー糖 | 20g |
ブランデー | お好みで |
作り方
- 米粉と白玉粉、ジョミ粉末(あれば)を混ぜ、水を加えて耳たぶくらいのやわらかさにこねる。
- 白玉団子を作る要領で、適量をとり真ん中を少し窪ませてから熱湯で茹でる。
- りんごは皮を剥き、1cmくらいのさいの目に切る。
- さいの目に切ったりんごに、搾ったレモン汁とグラニュー糖を入れ煮詰める。
- 茹でたへっちょこ団子にりんご煮をかけ、熱いうちにいただく。
※1 ジョミとはガマズミの果実のことで、青森県南部地方ではこう呼びます。
※2 お好みでブランデーを少々入れて、りんごを煮ても美味しいです。
新年最初のレシピは健康寿命を意識?した「りんごのチーズココット」です。りんごとチーズの相性は抜群ですが、寒い季節にはこんな食べ方もお薦めです。今年1年、皆様も健康で楽しく過ごされますように!
材料(2人分)
玉ねぎ | 中玉1/2個 |
チーズ(今回はウォッシュタイプで円形のものを使用) | お好みの量 |
りんご | 1/8個 |
はちみつ | 小さじ1 |
塩・こしょう | 少々 |
シナモンパウダー | 少々 |
作り方
- 玉ねぎはたて半分にしたものを薄くスライスし、塩・こしょうでしんなりするまで炒める。
- チーズを放射状にカットしておく。
- 耐熱容器に炒めた玉ねぎを敷き、その上にチーズをのせ、皮付きのままスライスしたりんごを並べる。
- はちみつを回しかけて、予め230度に熱したオーブンに入れ、10分加熱する。
- 仕上げにシナモンパウダーをふる。
立春を過ぎ、暦の上では春を迎えているとはいうものの、まだまだ春を感じるには程遠い今年の冬です。如月(2月)は、寒さの為に更に着物を重ねて着るので「衣更着」という説もあるようです。
近年、雪室を利用したりんごの貯蔵法が盛んに行われるようになり、旬を過ぎても美味しくりんごを食べられるようになりました。今年は私も見よう見まねで雪室りんごにトライします。やっぱり、収穫したての「シャキッ」とした食感は、りんごの美味しさの原点ですよね。雪が降るたびに恨めしそうに空を見上げるよりは、先人の知恵に習い、積もった雪を上手に利用したいものです。野菜や果物の鮮度を保つ雪は、同じように人間の鮮度も保ってくれるのではないか・・・この雪の多さがそのうち若返りの地「青森」になる日が来るのでは?などと思いを巡らせています。(笑)
さて、今月のレシピは同じように雪の下でじっくりと旨みを蓄えた「雪下人参」を使った「りんごと人参のシャキシャキサラダ」をご紹介します。
材料(2人分)
りんご(皮付き) | 1/4個 |
雪下人参 | 中くらいの大きさ1本 |
A オリーブオイル | 大さじ2 |
A ワインビネガー | 大さじ1 |
A はちみつ | 小さじ1 |
A 塩 | 小さじ1/2 |
A こしょう | 少々 |
作り方
- りんごは皮付きのまま、マッチ棒の太さに切りそろえ塩水にくぐらせておく。
- 人参は皮を剥き、斜めに薄くスライスしてから千切りにする。
- 沸騰したお湯でスライスした人参を茹でる。食感が残るくらいに茹でること。
- ボールにAの調味料を入れ、よく混ぜ合わせ、茹でた人参を和える。
- 最後に人参にりんごを混ぜ合わせる。
3月は卒業式シーズン。新しいスタートの月「4月」を目の前にして、なにかと慌ただしい季節ですね。
日本は南北に長く、各々の地方では地域色豊かな食材や伝統食があります。季節やお祝い事、様々な節目にも伝統食は長い歴史を経て今日まで繋がってきました。今回は、青森県の南部地方に伝わる「つつけ」を使ったりんごの簡単パイです。「つつけ」とはそば粉を使った「ほうとう」のような食べ物。かつては切ったおそばは贅沢品とされ、この「つつけ」が農家では主食として食べられていたようです。「つつけ」の他に「かっけ」と呼ばれる事もあります。
りんごは生食が一番美味しく頂けますが、少し柔らかくなってきたりんごの活用法としては、やはりお菓子づくりが最高です。でも、お菓子づくりはなにかとハードルが高い・・・と思っている方は、ぜひ手軽な「りんごのつつけパイ」をお試しください。 揚げたあとの、油切りをしっかりとすることで、簡単で美味しいりんごパイが楽しめます。
材料(2人分)
りんご | 1/2個 |
グラニュー糖 | 大さじ1 |
レモン汁 | 小さじ1 |
つつけ | 6枚 |
シナモン | 少々 |
サラダ油 | 少々 |
作り方
- りんごをくし型に切っておく。
- 鍋にりんご・グラニュー糖・レモン汁を入れて、弱火でゆっくりとこがさないように煮る。(水分がなくなるまで)
- つつけに煮たりんごを包み、三角に折る。
- フォークの先でりんごを包んだつつけのまわりを押さえる。
- サラダ油を熱し、(4)を揚げ、最後にシナモンを振る。
※つつけが手に入らない場合は、ギョウザの皮やシュウマイの皮で代用できます。シュウマイの皮の方が薄いのでパリッと仕上がります、お好みでお選び下さい。
4月はさまざまなスタートの時。新しい環境で新しい人たちと、新しい事が始まる季節でもあります。
そんなフレッシュな季節ですが、りんごは店頭から徐々に姿を消し始める頃・・・冷蔵庫や冷暗所で大切に保存してきたりんごたちも、そろそろ終わりに近づいてきました。春の訪れは嬉しいものですが、りんごの残数で春の到来を感じるというのはちょっと寂しい気もします。もうすぐ桜の花だけでなくりんごの花も楽しめる季節がやってきます。残り少なくなってしまったりんごですが、こんな時こそ、いろいろなお料理に活用してみてはいかがでしょうか。
今月のレシピは「りんごのポタージュ」です。少し柔らかくなってきたりんごをじゃがいもや玉ねぎと一緒に煮込むだけで、酸味のあるさっぱりしたスープになります。まとめて作り置きしておけば、忙しい朝の朝食替わりになります。まだ肌寒い日もありますので、温かいポタージュは身体にも優しくお薦めの一品です。
材料(2人分)
りんご | 1/2個 |
じゃがいも | 中くらいの大きさ1個 |
玉ねぎ | 1/4個 |
チキンブイヨン | 2カップ |
生クリーム(牛乳でもよい) | 大さじ2 |
バター | 少々 |
塩 | 適宜 |
作り方
- りんごとじゃがいもは皮をむき、さいの目に切る。玉ねぎは薄切りにする。
- 鍋にバターを入れて玉ねぎを焦がさないように炒め、りんごとじゃがいもを加えてさらに炒める。
- チキンブイヨンを加えて、材料が柔らかくなるまで煮込む。
- 柔らかくなったらミキサーにかけて、再び鍋に戻して温める。
- 最後に生クリームを加え、塩で味を調える。
※じゃがいもは男爵やキタアカリなど粉質の品種を使うと、舌触りがサラッしておすすめです。
新緑の眩しい季節となりました。1年中で一番過ごしやすいこの季節には、りんごの花も満開になります。ただし、りんごの花の命は短いので、摘果作業も大変です。秋に美味しいりんごを成らせるための摘果作業。野菜(実のなるもの)もりんごも、丈夫で見栄えの良いもの以外は摘果されてしまうことも多く、人間社会の方が優しいかも・・・と感じてしまうのは私だけでしょうか?
これから夏に向けて活躍するのが「冷凍りんご」です。我が家では、りんごを冷凍保存しておき、スムージーや野菜ジュースに活用しています。りんごは、野菜ジュース作りには欠かせないアイテム。どんな野菜とも相性がよく、りんごを入れることで飲みやすく美味しくなります。
これから暑い季節を迎え、ついついペットボトルや缶ジュースに手が伸びてしまいがちに・・・・。汗をかく季節だからこそ、塩分を体外に排出するお手伝いをするカリウムをしっかり摂りたいものですね。カリウムを多く含むりんごは、夏にこそ食べたい果物なのかもしれません。皆さんも冷凍りんご、ぜひお試し下さい。
材料(2人分)
冷凍りんご | 1個分 |
レタス | 1/2個 |
レモン汁 | 大さじ1 |
水 | 150cc |
蜂蜜 | 大さじ1 |
作り方
- 冷凍りんごは、皮を剥き8等分にくし切りにしたものを使う。
- レタスはよく水洗いをして、小さくちぎっておく。
- ミキサーに材料を入れ、なめらかになるまでよく回す。
プロフィール 柳澤泉
(東京都出身 日本大学大学院 博士前期課程修了)
自立した地域社会の構築を目指し、通称「野菜ソムリエ」の最高峰である野菜ソムリエ上級プロの資格を取得、食産業のスモールビジネス支援を数多く手掛けています。 種苗会社専務取締役、(特)農商工連携サポートセンター理事、企業組合あっぷるびゅあ代表など多方面で活躍されています。