高地のりんご栽培を聞いてみた(第一回)

青森県は言わずと知れたりんご生産量日本一。特に津軽地方はりんご栽培が盛んで、郊外まで行かなくともりんご畑を目にすることができます。
そんなりんご王国ですが、一口にりんご栽培と言っても、畑の地形や気候、品種によってかける手間ひまは生産者によって変わってきます。
今回りんご大学では、弘前市のお隣 大鰐町の高地(駒ノ台地区 標高約300m)でりんごを栽培している生産者さんを訪ね、高地ならではのりんご栽培や苦労などをお聞きしました。











枝が折れてしまったところは春に補修を行います。塗布剤を塗ると切り口からの雑菌類の侵入を防止できるんですね。そして、高地はやはり寒いので雪に埋まっていた下枝は花の開花や実の成長も遅くなってしまいます。



そして現在、高地のりんご畑では摘果作業が行われております。雪の深い高地では雪害を避ける為に下枝をあまりつけず上枝を残します。すると高い所の枝が多くなりますが、昇降機を使って効率よく作業されていました。

高地のりんご栽培には、積雪の多さ、寒さによって収穫時の実が小ぶりだったり、上枝が多いので梯子をいっぱい使ったりと大変なこともありますが、それが逆に良い影響を与えることもあります。それを次回皆さんにお伝えしていきたいと思います。
次回へ続きます。
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カテゴリ:今のりんご園の様子