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豪雪によるりんごの雪害

 
 平成24年は青森県内でも記録的な豪雪で、2月20日の青森市では、積雪が152センチに達するなど大変な大雪に見舞われました。雪の重みで建物が倒壊したり、事故による交通網の乱れ、除雪作業によるケガなど、雪による被害が相次ぎました。
 
記録的な豪雪は、農業にも影響を及ぼし、りんごの樹の雪害が大変深刻です。雪の重みで幹が裂けたり枝が折れたりといった被害が見られます。
 
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 豪雪でりんごの樹の枝折れなどが多発している事態を受け、県と各市町村、農協は合同で、3月中旬に続く2回目の雪害調査を16日から実施。調査によると、普通樹よりもわい化樹に深刻な被害が目立ちました。
 
また、雪解けの遅れや低温は育成の妨げとなり、開花が遅れれば果実の肥大に影響してしまいます。県によると発芽日は平年より4~6日ほど遅れる見込みで、2012年産りんごの収穫量減少が心配です。
 
 
 しかし、生産者の方々は、今年もおいしいりんごを収穫するために、雪害に遭った枝修復作業を頑張っています 
 
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被害を大きく受けた枝は切り落とし、傷口に薬を塗ってあげたり、また修復可能な場合は傷口を密着させて支柱で補強してあげます。
また、雪解けが長引いて土壌の乾きも遅いため病害虫防除も徹底し、剪定などの春作業も急がなければなりません。
 
 今年は、豪雪による枝折れの被害の他にも、ウサギやネズミによる食害の被害も深刻です。
  
野生のウサギはりんご樹の枝(皮や芽)を食べに来ます。芽を食べられてしまうと花も咲かないし、実もつきません。
 
ネズミもウサギ同様に、枝を食べます。餌がない冬場は木の皮を食べて生活して飢えをしのいでいるので、冬の間は動物による食害にも気を配らなければなりません。
 
 雪害は、枝折れだけに留まらず、動物による食害にも影響を及ぼしました。
しかし、平年並みの収穫量を維持するために、雪害による影響を出来るだけ最小限にしようと、整枝・剪定・雪下ろし・融雪などの作業が順次行われています。
 
雪害による被害で大変な作業が続きますが、
今年度の収穫に向けて、生産者の皆さんは頑張っています。 
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