地味だけど大切な作業!りんごの袋掛け
先日ご紹介したりんごの摘果作業に続いて、袋掛けを見学してきました。
袋掛けは、病害虫からりんごを守り、着色や貯蔵性を良くするために、摘果後のりんごに1つずつ袋をかけていくのです。
この袋、一見普通の袋に見えますが、いろいろな工夫が施されています。
りんごのツルに掛けやすいように切り込みが入っていたり、留めやすいように針金が入っていたり、袋を剥ぎやすいようにミシン目が入っているんです。
また、一重袋・二重袋・三重袋と種類もたくさんあり、品種によって使い分けています。
千秋など比較的着色が容易な品種は遮光度の弱い一重袋を、つがる、ジョナ、ふじなどは遮光度のより強い2重袋を、むつ、世界一など着色の困難な品種は遮光度の最も高い三重袋を使います。
一つ一つ手作業なのですが、熟練の方で1日に1,000個近くのりんごに袋を掛けるそうです。
一方、袋を掛けないで栽培したものを無袋りんごといい、太陽の光を多く浴びて育つため甘味が増しますが、色づきや貯蔵性は有袋りんごの方が優れています。
有袋りんごと無袋りんごの特徴についてはこちら ⇒ /main/bag/bag.html
過去の袋掛け記事はこちら ⇒ /blog/2011/06/post-229.html
あと2週間もすると早生品種のりんごが収穫され、市場に出回ります。
今年初の青森りんごを食べるのが楽しみですね♪
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