今のりんご園の様子~袋かけ~
6月から、りんごの袋かけ作業が始まりました。
病害虫からりんごを守り、着色や貯蔵性をよくするために、摘果後のりんごに一つずつ袋をかけていきます。
袋をかけて栽培することを有袋栽培といいます。
有袋で栽培されている品種は、ふじやジョナゴールド、むつ、金星などがあります。
りんごは袋をかけている期間が長いほど、袋を外した後の着色が鮮明となりますので、摘果作業が終わったらすぐ袋をかけるようにします。
色の付き具合は品種によって異なるので、それぞれの品種に合った袋が使われます。千秋など比較的着色が容易な品種は遮光度の弱い一重袋を、つがる、ジョナ、ふじなどは遮光度のより強い2重袋を、むつ、世界一など着色の困難な品種は遮光度の最も高い三重袋を使います。
一重袋
二重袋
三重袋
袋はぎの時は、1度にすべての袋を剥ぐと果皮が日焼けしてしまうので、1枚ずつ剥いで、日光に慣らしながら着色していきます。
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