地味だけど大切な作業!りんごの袋はぎ
りんごには、袋をかけて栽培する有袋りんごと、袋をかけないで栽培する無袋りんごがあります。
7月に「袋かけ」のご紹介をしましたが、その袋をはぐ時期となり、今回は「袋はぎ」の作業をご紹介します。
袋をかけて栽培することで、色づきがよくなり、貯蔵性も高まるのです。
有袋りんごと無袋りんごについては、 こちら
今回ご紹介する品種は「ジョナゴールド」です。 この品種には二重袋を使います。
千秋など比較的着色が容易な品種は遮光度の弱い一重袋を、つがる、ジョナ、ふじなどは遮光度のより強い二重袋を、むつ、世界一など着色の困難な品種は遮光度の最も高い三重袋を使います。
袋が2重になっているので、袋をはぐ時も2回に分けて行います。
まず1回目の袋はぎ。外袋をはぎます。りんごが大きくなっているので、袋から顔を出しているものもあります。
袋を留めたところを軽く緩め、ミシン目が入っているところから破いてはいでいきます。
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内袋が出てきました。ここで注意すべき点はうっかり玉まわしをしないこと。
内袋があるとはいえ、急に玉まわしをすると日焼けしてしまうんです。玉まわしにも段階があるんですね。
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次に2回目の袋はぎ。外袋をはいでから中3日あけて内袋をはぎ、りんご全体に日光が当たるようにします。
下からも日光が当たるように、シルバーシートも敷いています。
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内袋をはいで2日後。
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もうしばらくすると「玉まわし」もするのですが、このジョナゴールドは先日ご紹介した「玉まわし」とちょっと違いがあり、輪ゴムというアイテムを使います。
その輪ゴムを使った「玉まわし」のご紹介はまた後日いたします。
前回の「玉まわし」の記事は、 こちら
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