りんごで美味しく
美肌を目指す♪
今、注目されているリンゴポリフェノール。
健康や美容効果が期待できることで知られていますが、
りんごには、その他にも、美容に嬉しい成分が含まれています。
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ポリフェノールと
美容の関係
リンゴには様々なポリフェノールが含まれており、それらを総称してリンゴポリフェノールと呼んでいます。ポリフェノールにはシミ・シワ・たるみと言った肌老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用が期待されています。中でも、リンゴポリフェノールの主成分はプロシアニジンで、強い抗酸化作用があることで知られています。その他にも、血液中の脂質の酸化を防いで血流を良くしたり、LDLコレステロール値(通称、悪玉コレステロール)を低下させるなどして、血管の健康を維持する効果も期待できます。血管の老化は全身の老化に繋がると言われる程、血管の健康維持は、美容のためにも欠かせないものです。
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ポリフェノールは
食べ方もポイント
ポリフェノールは皮に豊富に含まれるため、皮ごと食べるのがお勧めです。ポリフェノールは体内にとどまっている時間が短いため、食後やオヤツなどで、こまめに食べることが大切です。加熱に弱いため、生でそのまま食べるようにしましょう。また、りんごを切ると断面が茶色く褐変しますが、これはポリフェノールが酸素によって酸化された状態です。これにより抗酸化力の一部を使ってしまった事になるのです。酸化する前に切ったらすぐに食べるか、塩水やレモン水に漬けるなどして、酸化を防ぐようにしましょう。
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プロテアーゼで
美肌を目指す
幼い頃、風邪をひくと母がすりおろしりんごを食べさせてくれたことを思い出します。りんごにはたんぱく質の消化を助けるたんぱく質分解酵素の「プロテアーゼ」が含まれています。恐らく、風邪をひいて弱った胃腸を助ける効果を期待しての事だったのでしょう。実は、美肌作りのためにも役立つのがプロテアーゼです。栄養素は食べた物が全て消化吸収されるのではありません。たんぱく質は、消化酵素により消化されることで吸収され、利用することが出来るのです。肌はたんぱく質で出来ているため、美肌のためには、たんぱく質をしっかりと消化吸収させることが大切です。食後に食べれば、食事により体内に取り入れたたんぱく質の消化に一役買ってくれます。
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プロテアーゼも
食べ方がポイント
プロテアーゼをしっかり働かせるためには、「すりおろし」がお勧めです。すりおろすことにより、酵素が働きやすくなるためです。また、酵素は熱に弱いため、生で食べることがお勧めです。
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ビタミンCで
エイジングケア
実は、りんごは、ビタミンC含有量が少ない果物です。しかしながら、体内のビタミンCを増加させる働きがあるという報告は多数あるようです。ビタミンCは、体内のコラーゲンを維持したり、コラーゲンを合成するときに必要な栄養素です。コラーゲンはお肌のハリやたるみを予防するために欠かせません。その他にも、ビタミンCには抗酸化作用や、シミの素となるメラニン色素の沈着を防ぐ効果も期待できます。美肌のためにも、りんごをこまめに食べて、体内のビタミンCを満たしてあげましょう。
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カリウムで
スッキリ美人
りんごにはカリウムというミネラルも含まれています。カリウムは、余分な食塩(ナトリウム)を排泄する効果が期待されているため、食塩の摂り過ぎによるむくみの予防や改善効果が期待できます。濃い味付けが好きな方、外食や出来合いの総菜・弁当などを食べる機会が多い方は、食塩摂取量が多くなりやすいため、食後のりんごがお勧めです。
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食物繊維で
糖化を防ごう
りんごジャムを作られる方は、砂糖と酸を加えた時に、トロリとした状態=ゲル化するのを見たことがあるでしょう。これは、水溶性食物繊維のペクチンです。水溶性食物繊維は、血糖値が急激に上昇するのを抑える効果があります。血糖値が急上昇すると、余った糖が細胞(=たんぱく質)に結びつき、AGEという焦げのようなものを作る(=糖化する)ことで知られています。焦げは(AGE)は、肌のくすみやたるみ、動脈硬化などの一因となりますが、りんごに豊富な食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにするため、糖化を防ぐ効果も期待できます。また、ポリフェノールにも血糖値の上昇を抑える効果もあるため、相乗効果が期待できます。勿論、りんごに豊富な食物繊維で腸内環境を整えることでも、美肌効果が期待できます。