りんごの品種紹介 紅玉(こうぎょく)
今回ご紹介するりんごの品種は「紅玉(こうぎょく)」です。
酸味が強い、お菓子作りに適した品種です。
紅玉(こうぎょく)
明治時代に青森県の七大品種の一つとして県内各地に栽植された、古くからある品種です。その後、「紅玉」・「国光」の二大品種の時代に移り、戦前には美味しいりんごの代名詞としてその名を馳せた「紅玉」は、以後基幹品種として100年間にわたり日本のりんご産業を支えてきました。
その後、消費者に酸味が少なく甘さが強いりんごが好まれるようになるに伴い、デリシャス系や「ふじ」の品種改良が進められ、酸味の強い「紅玉」の生産量はだんだんと減少、一時はなかなか手に入らないほどに姿をひそめてしまいました。
ところが、近年のスイーツブームに乗り「紅玉」の人気が再び高まってきています。
紅玉の果肉は緻密できめが細かく、加熱しても煮崩れしにくいため調理・加工用にうってつけなのです。他の品種よりも強めの酸味は、熱を加えることで非常に上品な味わいへと変貌します。
紅玉といえばアップルパイ、と思い浮かべる方も多いのではないのでしょうか。
他の品種でもおいしいアップルパイはできますが、やっぱり紅玉を使ったアップルパイが王道です。
難しい手間はいらない、りんごを切ってパイ生地にのせて焼くだけの、とっても簡単につくれるアップルパイです。ぜひ紅玉を使って作ってみてくださいね。
レシピはこちら ⇒ /eat/recipe_new/020.html
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カテゴリ:今収穫されているりんご