りんごが赤く色づいて...いよいよ収穫(すぐりもぎ)
りんごが大きくなってきて、赤く色づくために「葉取り」、「玉まわし」をして、ようやく全体に色づいた頃、熟して甘く美味しくなったらいよいよ収穫です。
収穫といっても、実ったりんごをすべて一度に収穫できれば労力的に楽なのですが、品種によっては色づきや熟度にばらつきがでるので、熟したものから収穫する「すぐりもぎ」をします。
これまで「葉取り」、「玉まわし」のご紹介をしてきた品種が「サンつがる」です。この品種は「すぐりもぎ」が必要な品種なんです。
全体的に赤く色づいていますが、よく見るとまだ色づいていないりんごもあります。
赤く色づいたものだけ収穫します。すぐりもぎをすることで、残ったりんごに養分がいき熟していくのです。
すぐりもぎをして3日後、まだ色づいていなかったりんごも赤くなりました。
ここでまたすぐりもぎをします。すぐりもぎをしながら、まだ色づいていないりんごの玉まわしもします。
この段階での玉まわしは2~3回目となるため、落果しやすく注意が必要なんです。素人でなくとも落としてしまうことがあるんだとか。
収穫されたりんごは、その場ですぐ選別されます。
傷がないかチェックしながら、大きさに分けて箱に入れていくのです。
この選果も熟練者の早業で手際よく選別していました。収穫には人手がたくさん必要ですが、多くの農家さんでは手伝いの方や息子さんなどに収穫をお願いし、園主さんとその奥様が選果をしているようです。
りんごが熟したら収穫は大急ぎで行います。なにせたくさんのりんごを一つ一つ手で収穫するのですから。
よほどの悪天候でもない限り、少々の雨ならば収穫を行います。
重労働ではありますが、こうして私たち消費者の元へ美味しいりんごが届けられるのですね。
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