りんごの品種紹介 恋空(こいぞら)
今回は早生種「恋空(こいぞら)」のご紹介をします。
恋空(こいぞら)
商標名は恋空(こいぞら)で、品種名はあおり16です。
2004年に品種登録された比較的新しい品種で、8月中旬に成熟する早生種に分類されます。
大きさは250g前後、円形で成熟すると濃紅色に着色します。
果肉の色は白で、やや硬めで渋みは無く、甘味と酸味のバランスがとれ、果汁も多いりんごです。
柔らかくなりやすいので、早めに食べたほうがいいと思います。
商標名の恋空は2007年に公開された、今井夏木監督の映画「恋空」にちなんでいるそうです。
女の子がキュンとしそうな名前ですよね♪
さて、この恋空をおいしく食べられる期間はどのくらいあると思いますか?
① 約3日間。
② 約1週間位。
③ 約3ヶ月位。
正解は1番下にありますよ。
りんごは品種によっておいしく食べられる期間が違います。
晩成種に比べ早生種のりんごは長期貯蔵には向きませんし、夏の暑さも品質の低下を早めてしまいます。
だからこそ、今の時期にしか味わえない希少性を感じますよね。
夏のりんごはよーく冷やして早めに食べてくださいね♪
収穫時期別の品種のページは ⇒ こちら
ちょっと豆知識。品種名と商標名って何でしょう。
品種名は品種登録上の名前のことで、商標名は果実などを販売するときの名前のことで、愛称のようなものです。
最初から商標名で登録すればいいのでは?とも思いますよね。
りんごに限らずさまざまな果実や野菜にはたくさんの品種があり、それぞれ名前がついているのですが、同じ名前がりんごだけでなく他の果実や野菜につけられていると登録できないんです。
何度も名前の登録のやり取りをしていると時間がかかり、商品として世に出すのが遅くなってしまいます。
そこで登録されやすい名前にして、後で商標名をつけているのです。
※あおり16のあおりとは青森県りんご研究所の略で、すべての品種にあおりとついている訳ではありません。
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クイズの答え … ②
室温で約1週間ですが、冷蔵庫に入れると1ヶ月位はもちます。
柔らかくなりやすいので、購入したら早めに食べた方がおいしく頂けますよ。
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