りんごの持つポリフェノールとセラミドの機能性
弘前大学農学生命科学部付属生物共生教育研究センターの公開講座「リンゴを科学する」が開催され、明治大学農学部農芸化学科教授 長田恭一先生が基調講演でお話されたリンゴの持つポリフェノールとセラミドの機能性について紹介させていただきます。
リンゴで保つあなたの健康
~ポリフェノールとセラミドの機能性について~
リンゴには健康の維持と増進に役立つ成分がいろいろありますが、その中で今回はポリフェノールとセラミドが健康にどのような役目を果たしてくれているのかに焦点を当てました。
【リンゴのポリフェノール】
りんごの果肉に多く含まれるポリフェノール(特にプロシアニジン)には様々な効果があります。
◎抗酸化作用 → 老化防止や動脈硬化の予防
◎中性脂肪低下作用 → 肥満防止
◎コレステロール低下作用 → 炎症やアレルギー症状の予防
LDL-コレステロール 120mg/dl以上
HDL-コレステロール 40mg/dl以下
中性脂肪 150mg/dl以上 のような人にはおすすめです。
【リンゴに存在するセラミド】
化粧品素材として知られるセラミドはりんごにも存在しており、多様な機能性を備えています。
◎大腸がん予防効果
◎皮膚の保湿
◎アレルギー症状の改善
ポリフェノールが果皮に多く含まれているのに対し、セラミドは黄・青系の晩生種の果肉により多く含まれる可能性があります。
長田先生のお話からもわかるように、りんごは皮にも実にも体にいい成分が豊富に含まれています。特に、うるおい美肌の必須成分「セラミド」は女性の強い味方!りんご1個(約300g)には9~63mgのセラミドが含まれています。1日1個りんごを食べて、健康な毎日を過ごしましょう!
※画像:「リンゴを科学する」基調講演スライドより
カテゴリ:健康