りんご食べ比べ:「未希ライフ」「さんさ」
「未希ライフ」と「さんさ」
9月初めより、「未希ライフ」「さんさ」が相次ぐ収穫時期を迎えました。これらのりんごは数量が少ないものの、その味は個性的で魅力があります。今日は、この2つのりんごを食べ比べてみましょう!
「さんさ」は、1969年に「ガラ」に「あかね」を交配させ、翌年の種子からの実生を育成・選抜された品種で、1988年に品種登録されました。
品種名「さんさ」は、育成地・盛岡の、東北五大祭りのひとつである「さんさ踊り」に由来しています。熟期は9月上・中旬です。
「つがる」よりやや小さく、 200~300g程度で、円形や円錐形のものが多いです。熟したものは、さわやかな紅色に着色します。
日持ちもよく、室内で2週間程、冷蔵で約2ヶ月は持ちます。
「未希ライフ」は、青森県弘前市石川の工藤清一氏が1981年に「千秋」に「つがる」を交配し、1988年に初結実したもの中から選抜したものです。1992年に品種登録されました。
青森県では、8月下旬が収穫時期で、熟した果実は、果皮が濃い赤色で、まばらな縞状に着色します。果重は240~280gほどで、円形の果実が多くみられます。
糖度は13度程で、甘味と酸味のバランスがよく、果汁がたっぷりで、歯ざわりがよいため、評判のよい品種です。
もぎたての「未来ライフ」を食べてみました。やや硬めでパリッとした歯ざわりで、とてもジューシーです。甘味と酸味がほど良く調和した味わいです。
「さんさ」は、酸味も甘味も効いて、さわやかな食感です。程よい硬さとたっぷりの果汁で、とても口当たりがよいです。
(写真左より「未希ライフ」、「さんさ」)
まだ今年収穫された未希ライフとさんさを味わっていない方、ぜひ両方の魅力を味わってみてください。
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