りんご大学 旧ブログタイトル画像

極早生種りんご

  100811wase-logo.gif

8月より、青森りんごは収穫期を迎えました。りんごはその収穫の時期によって「極早生種」、「早生品種」、「中生種」、「晩生種」と分類されます。今日は、今収穫されている「極早生種」の美味しさについてご紹介いたします。

「極早生種」は8月20日頃までに収穫する品種のことをさします。主な品種は「夏緑」「祝」「花祝」などがあります。

夏緑

natumidori.jpg「緑色の夏りんご」ということで「夏緑」と名付けられており、お盆のお供え物によく使われます。8月上旬に青いまま収穫されることが多いですが、8月中旬まで樹の上におくと、赤縞模様になる場合があります。

150~200gのものが多いですが、大きいものは300gに達します。

歯ざわり・舌触りがよく、ほど良い酸味と甘みが口の中に広がり、とても爽やかな味です。

また果汁が多いため、水分の不足しがちな夏にちょうど良いりんごです。

iwai.jpg青森県では、大中(だいなか)とも呼ばれています。熟すると赤褐色の縞が入ります。夏緑よりやや小玉で、150~200g程のものがほとんどです。

8月初めに収穫されるので、ねぷた観光客で賑わう駅前の店頭などによく並び、お土産として人気があり、また、お盆のお供え物としてもよく用いられています。

適度な歯ごたえで、サクサクとした歯触りのよい食感が特徴です。酸味と甘みのバランスがよい品種です。


花祝

hanaiwai.jpg花嫁に祝を交配してできたいうことで花祝と名付けられました。果皮表面の亀裂を防ぎ、早期の着色が見られるため、ほとんど有袋栽培となっています。袋を除くと、8月早々にでも紅色縞状にきれいに着色します。青いりんごの多い8月では、その紅色がひときわ目立ちます。

大きさは230~280gぐらいです。甘味があり、ほど良く酸味の効いたりんごです。暑い夏にぴったりな、さっぱりとした味わいです。

果肉はやや粗いですが、完熟したものは硬さもほど良く、渋味はまったくありません。

これらの極早生種りんごにはそれぞれの特徴があり、どの品種も甘酸っぱくて夏にぴったりのりんごと言えます。今年産の夏りんごをまた食べていない方、ぜひ、ご賞味ください!

カテゴリ:

新着ブログ情報

りんご大学とは

りんご大学はりんごに関する色々なことを楽しく学ぶことができるバーチャル大学です。

◯ りんご大学TOP

◯ 旧ブログTOP

◯ 新ブログTOP

Official SNS

  1. Instagram
  2. Twitter
  3. Facebook