知ってる??果物の保存
みなさんは、バナナを冷蔵庫に入れて真っ黒になった経験はありませんか?冷蔵庫でメロンを冷やしたら、甘さが感じられなかったということはありませんか?果物を冷蔵庫に入れて保存するという方が多いようですが、果物は、その種類や熟度によって、保存方法が異なります。
果物の保存方法には、エチレンという物質が密接に関係しています。
エチレンは、植物ホルモンの一種で、果実の老化や成熟に作用します。 |
果物は熟すると、自らエチレンを出して、追熟します。りんご、メロン、柿、モモは、エチレンの発生量が多いので、葉野菜などと一緒にして冷蔵庫に入れると傷みやすくなってしまいます。これらの果物を冷蔵庫に入れるときは、ビニール袋に入れて密閉します。
メロンやモモ、洋ナシなどは、食べごろになるまで温室に置くと、なめらかにおいしくなります。また、イチゴやサクランボなどは、鮮度が落ちやすく、日持ちしないので、ラップに包み冷蔵庫に保存します。ただし、長時間の冷蔵は避けて早めに食べましょう。
★りんごの保存に関する活用法★
りんごはエチレンガスを多く発生するので、追熟させたい果物と一緒にビニール袋に入れておくと、追熟がより進みます。
まだ青いバナナや、かたいキウイフルーツなどと一緒に袋に入れておくと、熟度が進みます。りんご1個にキウイフルーツ4~5個、ミカンなら2~3個に、キウイフルーツ4~5個の割合で入れ、ビニール袋で密封して追熟します。
果物の味や香り、感触で食べごろを確認して、おいしくいただきましょう!
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