今のりんご園の様子~仕上げ摘果~
5月下旬から始まった荒摘果作業が終わり、6月中旬から仕上げ摘果作業が始まりました。
仕上げ摘果作業は荒摘果作業の後に残った実をさらに選別して、果実の品質や樹勢などを熟慮して実を落としていく作業です。障害果(傷、サビ、病害虫)や、生育の不良果、将来大きくなりそうもない果実をすぐって、周りの葉が多い果実や、ツルが太くて長い果実、均等にふくらんでいて変形していない果実を残していきます。
仕上げ摘果は、品種や樹勢によって着果量が異なるので、経験の豊富な熟練者によって行われます。
その他、下り枝には少なめに、張り枝には多めに着果させるのがポイントです。
仕上げ摘果前 | 仕上げ摘果後 |
仕上げ摘果は7月下旬まで行なわれます。すべて手作業で行うため、この暑い時期には大変ですが、実の肥大を促す大切な作業のひとつなので、手抜きのないように行ないます。
樹勢:樹木の生長する勢い。
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