農家のお嫁さん日記-マメコバチのマンション設置-
-マメコバチのマンション設置-
今日はりんご畑の小屋から「マメコバチ」の巣箱を出そうと計画していました。
が、天気予報とは全く違う雨模様…。
予報では晴れでしたが、雨になって、しかも雷までも。
マメコバチの設置は、雨が降るとできない作業なので、今日はマメコバチの巣箱をのせるパレットを設置することに。1ヶ所に4箱置き、それを小屋周辺に10ヶ所設置します。
「マメコバチ」とは、その名のとおり、小さな豆のようなハチのことで、りんごの受粉作業に活躍してくれます。25年ほど前までは、綿棒のようなものの先に花粉をつけて、花にちょんちょんとつけて人工授粉をしていたそうです。今では、マメコバチを使った受粉が主流となっています。マメコバチはあしがやをつめたりんご箱の中に住んでいます。毎年春になると、畑の小屋から巣箱を出し、りんご畑に設置します。温度が暖かくなると、マメコバチたちが巣から出てきて、約1ヶ月間活動します。たくさん飛びまわるので、歩いているとよく顔にぶつかります。でも、人を刺すことはありません。しかもとってもよく働いてくれるのです。
今年は気温が上がらず、なかなか思うように作業ができません。
**次の日**
今日は天気が回復したので、昨日できなかったマメコバチの巣箱の設置作業をしました。写真のように、パレットの上にマメコバチの巣箱を4箱、その上に、雨が直接当たらないようにパレットを乗せて完成です。まるでマメコバチのマンションのようです。巣箱の設置方法は、各農家によって工夫が違います。
↑我が家のマメコバチのマンション。
こちら弘前では、さくらの花が散り始めました。さくらの花が散ると、今度はりんごの花が咲きはじめます。りんごの花は白くて可憐で、ほんわかと甘酸っぱい香りがします。
↑葉が開き始めたりんごの木。花が咲くのが楽しみです。
満開時は津軽一帯がりんごの白い花で覆われます。働き者のマメコバチたちが活躍するのももうすぐです。
カテゴリ:りんご農家のお嫁さん日記