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生きもの語り 「マメコバチ」 第一回 - りんご大学

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  皆さん、こんにちは、マメコバチです。いつもマメコバチたちのことに興味を持ってくれてありがとう!

  5月のりんご授粉作業が終わってやっと時間的に余裕ができたので、これから2回に分けて、私たちの世界をご案内します!

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自己紹介image1474.gif
 
まず、自己紹介させてください。上の写真をご覧ください。
 
我々マメコバチはツツハナバチ属の野生のハチで、身長は1.0cmから1.5cmと、遠い親戚のミツバチたちより一回り小さくて、体全体が短い毛で覆われています。行動範囲は巣から半径40メートルで、ミツバチの半径約4キロには遠く及びませんが、色んな面でミツバチより優れています。
 
ここで、自分の特長をいくつかまとめました。褒めすぎだったらごめんなさい。
 
image1462.gif1、交配能力に優れている。増殖しやすい。
image1462.gif2、開花期間中は集中的に訪花する。
image1462.gif3、訪花量が多く授粉効率も高い。
image1462.gif4、性格は温和で人間には危害を加えない。
image1462.gif5、1年のうち、11ヶ月は巣の中で過ごし、ものすごく管理しやすい。
image1462.gif6、最低活動温度は14℃前後でミツバチより2~3℃低い。
 
私たちの仕事image1473.gif
 

私たちの仕事は、ソメイヨシノ桜の開花頃から約1ヶ月間飛びまわり、集めてきた花粉の団子を作ってそこに卵を産むことです。

花粉を取るといえば、一日4,000花くらいを訪ねます。親戚のミツバチたちと比べると、5、6倍の訪花量です。いつも、花の雄しべの上に腹ばいになり、足で花粉をかき集める習慣がありますので、ほぼ100%柱頭に接触できます。
 したがって、私たちマメコバチたちがいることで、りんご生産者さんがとても喜んでくれます。image1470.gif
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私たちがりんご園に引越しする前までは、毎年5月にりんごの花が咲いたら、人工授粉という作業が始まっていました。綿棒の先に採取した花粉をつけ、花の1つ1つに授粉する大変な作業です。
 
ところが青森県のりんご園では、この人工授粉の光景がめっきり少なくなりました。それは、りんご園に住んでいる私たちが、花粉を集める過程で、りんごの花の授粉もついでにやるようになったからです。
 
それによって、生産者は作業が減って楽になったのです。偉そうにしゃべっていますが、ウソではありませんよ。
 
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今日は、私たちマメコバチの特長と仕事を紹介しました。いかがでしょうか?マメコバチのことがより分かりましたか?
 
もう空が暗くなりましたので、巣に戻らないといけません。今日はここまでにしましょう。
 
次回は、大家族の私たちが住んでいるマンションや、私たちのお祭りをご紹介しますので、楽しみにしてくださいね。では、またね。image1474.gif
 
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訪花:花粉を取るために、花を訪れること。訪花量は、訪れた花の数です。

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